美しく光り輝く黄金の蛇神が、その身を巻き、呪具という形に力を宿しております。 この呪物は、財に関わる願いを持つ方々のために、極めて慎重に調整された特級品でございます。 この呪具の本質は、「金運の巡りを絶やさぬこと」。 とある術師が語ったところによれば、「この蛇は富を噛み締め、決して逃がさない」存在であり、金そのものより“金に縁づく気”を掌握する神聖的生命なのだといいます。 金運とは、不確かで気まぐれなものです。 手に入ったかと思えばすぐに去り、思いがけず得られたとしても、その喜びは一過性のものであることがほとんどです。 しかし、この黄金の蛇を身に着けた者の元には、財の流れに“永遠性”が生じ、金は偶然や奇跡ではなく、“繰り返し訪れる定められた経路”として、持ち主を巡るようになります。 この呪具の源流は、かつて南方の密林にあったとされる聖域の神殿に奉納されていたものとされ、 「この指に蛇を巻いた者、その財は逃げず、口開けば欲が届く」 という古詩が、石壁に刻まれていた記録が残っています。 本品は誰でも使用可能ですが、「持ち主が“富を追い払わないこと”」がひとつの条件となります。 心の奥に、「自分に富は似合わない」「どうせまた失う」という想いが根を張っていると、この指輪は眠ったままになります。 逆に、「欲しい」「受け取る」「維持する」という想いに対しては“驚くほど反応が早く”突発的な金銭的好機や思わぬ還元が波のように続くことがあります。 金銭的成功に対する感覚の“底”が引き上げられることで、これまでなら見逃していたような小さな利益にも気づけるようになります。 また、金銭だけでなく、「自分に必要な価値が目の前に現れる」傾向も強くなります。人、情報、物、すべての流れが“実利”に寄ったものとなります。 一度金を掴めば、逃がさぬ。 一度縁を持てば、切らせぬ。 黄金の蛇は巻き付き、締め上げ、そして守ります。 指先に現れたこの蛇が、あなたの財の出口を締め、入口だけを開き続けてくれるでしょう。